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11月24日(火)Zoom朝会-考える2-違うやり方で考える

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 【6年生挨拶】「おはようございます。」
 今日も6年生のあいさつから始まりました。嬉しいです。今週は4日間ですが元気よく過ごせそうです。
 そして今日もZoom朝会ですが、1・3・5年生の様子を見ながら朝会を行いました。以下、話の内容です。
 3連休はどうでしたか。コロナウィルスに気をつけながら楽しむことができましたでしょうか。
 さて、これまでの朝会で、新しい授業では「考える」ことが大事ですよ、そして、その考えを話し合うことが大事ですよという話を何度もしてきました。考えるためには、まずは比べることが第一歩ですという話をつい先日話をしました。なんと授業中に思い出して比べて考えて発表してくれた人が居たそうです。嬉しかったです。
 今日はもうひとつ、考えるためのヒントを出しましょう。その前に、一つお話をします。
 昔々あるところに、ゴルディオスという貧しい農民がいました。あるとき、まちに買い物に行くと、町の人たちから囲まれて、いきなりその国の王様にされてしまいます。なんと、神殿のお告げで、「これからさき、荷馬車でこのまちを訪れたものが次の王になるであろう」といわれていたのです。
 こうしてゴルディオスは、その国の王様になりました。ゴルディオスは感謝の印に、とても複雑にむずばれたひもを神殿に捧げました。私と国民は固い絆で結ばれるという意味を込めました。
 時がたち、ゴルディオスの後、息子が王位を継ぎました。その息子には、子どもが居なかったのでまた王位が途切れてしまいしました。再び、神にどうしたららよいかお伺いを立てました。すると、「ゴルディオスが神殿に捧げたゴルディオスの結び目を解いたものが次なる王になるであろう」とお告げがあったのです。
 国中にお触れを出し、その結び目を解くためにあらゆる人々が挑戦しました。複雑に入り組んだ結び目はさらにこんがらがるばかり、誰一人その結び目をとくことはできません。
 そのため、しばらくの間、王様がいない状態が続いたのです。
 あるとき、アレキサンダーと若者が兵を率いてその国にやってきました。アレキサンダーは連れのものから、「ゴルディオスの結び目」のこと、それを解いたものが次なる王となることを聞きました。すぐにその神殿に出向きました。
 その複雑に入り組んだひもを見るやいなや、刀を振り上げて結び目を切ってしまったのです。その後、勇者アレキサンダーは偉大なる王として、とても広い国を治めることになりました。
 今でもアレキサンダー大王として語り継がれているのです。
 さて、このお話を聞いてどう思いましたか。うまくいかなかったら何でもかんでもぶっ壊せ!ぶった切れ!と言うことではありません。それまでと同じやり方や考え方をしていては解けない問題にぶち当たったとき、ちょっと角度を変えて違うやり方や考え方をしてみる、違う立場で考えてみるなどをしてみてはどうでしょうかということです。今日は考えるヒントの2番目で「ゴルディオスの結び目」というお話しをしました。
 写真はゴルディオスの結び目と「結び目を切る勇者アレキサンダー」です。
 続く3枚は、2年生の様子です。おへそを画面に向けてとてもよく聞いてくれいます。

公開日:2020年11月24日 08:00:00
更新日:2020年11月24日 09:15:08