【タイトル】

令和6年11月25日(月)全校Meet朝会―人権週間です―

【本文】

 おはようございます。  今日も6年生が教室から挨拶をしてくれました。今日はわたしたちのプロジェクションマッピングのお披露目式があります。今週末は展覧会です。SpeakUpプログラムもがんばりましょう!と声をかけてくれました。ありがとう。  本題に入る前に、先週の集会委員さんによる展覧会紹介集会素晴らしかったという話。各学年の出品作品について詳しく紹介した素晴らしい集会でした。集会委員会さんありがとう!そして、実は一足お先に展覧会が開かれていること、そうです。辰巳駅改札前の掲示板に夏休みにみなさんが取り組んだSDGsに関するポスターが所狭しと掲示されています。そのポスターには一枚一枚SDGs委員会さんがSDGsの17の目標にどれに関連するポスターかを考えてシールが貼られています。ポスター見るときにじっくりそちらも見てください。SDG委員会さんありがとう!  今日は作文の朗読から始めました。  人権作文コンテストで大臣賞を受賞したものです。簡単にまとめると、ある日、祖母に桜の模様の手紙が届く。聞くと、刑務所に入っている受刑者からだという。ぼくは少しこわくなる。祖母と知り合いなら刑務所から出てきたら会いに来るのではないか。そんな気持ちを祖母に正直に打ち明ける。祖母は悲しそうな顔になり、こんな話をしてくれた。その人は祖母と一緒に働いていた人で夜間学校に通っていた。だんだん悪い人たちとも付き合うようになった。でも、祖母が体調が悪いとき真っ先に気付いたり、重い物をいつも代わりに運んでくれたりしてくれる優しい人だった。ある日、また悪い事をして警察や先生が来た。その人たちはその人の悪いことやその人だけが悪いと言ってせめた。その人は何も言い返さず黙って聞いていた。祖母は耐えきれなくなり、この子の悪いことはよく分かりました。でもこの子のよいところはないのですか。って聞いた。何も応えが返ってこなかった。それを聞いてその人は声を出さずに泣いた。その日から祖母のことを信頼し慕うようになった。悪い子と決めつけずに一人の人間として接してくれたからだ。ぼくはその話を聞いて恥ずかしくなった。刑務所に入っている人は悪い人。顔も見たことないのに会いにきたらこわい。なんて思ったからだ。確かに犯罪を犯した人は悪い。被害者がいたら許せないだろう。犯罪を犯した人は悪い人という目で見たり傷つけたりするのはよくない。偏見は差別だ。ぼくは人権を大切にする人になりたい。という話です。  難しい問題です。このぼくの言うように被害者の立場を考えたら永久に許せないでしょう。でも改心して頑張ろうと思う人もいる。校長先生は、そういう問題意識を持って祖母との話を作文にしたこの中学生はすごいなと思ったので紹介しました。  その後、人権について簡単に説明して、人権が重んじられていない人にはどんな人がいるかについて説明しました。東京都の「人権教育プログラム」には、人権侵害の事例が紹介されていますと紹介しました。  毎年、12月4日から12月10日は人権週間です。最終日の10日(火)は世界人権デーです。今一度、回りの人やみんなの人権についての考えを確認して、その大切さと尊さについて話し合い、人権を傷つけるようなことはしていないかを振り返る1週間にしましょう。そういう意味でも展覧会の今年のテーマ、みんなのいいねを見つけよう!の精神は素晴らしい。 みんなのいいねを見つけ合うことは、人権を守ることの一番の近道です。5・6年生のSpeakUp紹介も楽しみです。 今週も展覧会まで元気に頑張りましょう。  今日は1校時・2校時と6年生プロジェクションマッピングのお披露目式があります。こちらも楽しみです。


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