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令和4年6月13日(月)Meet朝会―ふれあい月間・大蛇の心ユニコーンの心―
今週は月曜日からの始まりです。
今週も6年生が教室から挨拶をしてくれました。今週はスポーツテストなどがあります。みなさんがんばりましょうという話をしてくれました。
まずは、カントウタンポポを探してくれて、chromebookで写真を撮ってもってきてくれた児童がいたのでその紹介を写真とともにしました。
そして、今日はこんな話をしました。
あるところに、それはそれはきれいな森がありました。そこには、ユニコーンが棲んでいたので「ユニコーンの森」と言われていました。その森には、とてもきれいな泉があり、その泉の水は動物たちの元気の源でした。ある日、そこに、怖い顔をした大蛇がやってきました。何かに怒っている大蛇はその泉に自分の毒を注ぎ込んだのです。毒は油のように泉の水面に瞬く間に広がっていきました。
大蛇はどうしてこんなことをしたのでしょう。大蛇は最近嫌なことが続いたので意地悪をしたい気分だったのです。
その後、いつものように、動物たちが水を飲みにやってくると、いつもの泉ではありません。毒の臭いがして毒が水面を覆っています。この水を飲んだら死んでしまう。動物たちにもすぐに分かりました。動物たちは、おろおろしたり、悲しくて叫んだり、怒って吠えるものまでいました。誰も立ち去りません。夕方になるともっとたくさんの動物たちでいっぱいになりました。いつもなら、なかよしではない、ライオンやカモシカ、オオカミや羊なども一緒に並んでいます。
さらに夜になりあたりは真っ暗闇です。その後も動物たちは増えました。そして、いつの間にか、悲しみの大合唱になりました。
だれかたすけてくれー。その声が森の奥に棲むユニコーンにも聞こえました。ユニコーンは走りました。森に泉に近づくと多くの動物たちが泉のまわりに集まっています。毒の臭いもします。ユニコーンは泉のほとりに近づくと、頭を下げて、角を根元まで泉へと入れました。しばらくして角を引き上げました。ユニコーンの角が小さくなっているようです。泉はと観ると、どうしたことでしょう。泉はもとのきれいなきれいでおいしい泉の水になっていました。動物たちは次々に泉の水を飲みました。ユニコーンありがとう。と叫びます。しかし、ユニコーンはすでに森の奥深くに帰って行ってしまった後でした。
さて、人には誰でも気持ちがむしゃくしゃしたり腹が立ったり、悲しかったりすることがあります。そういうとき、楽しそうにしていたり笑ったりしている人を見ると、意地悪をしたくなるときもあるでしょう。
このお話しに出てくる大蛇の心は誰にでもあるのです。しかし、わたしたちは、みんなと仲良くしたい、誰かのために何かをしたい、役に立ちたいという、ユニコーンのような心も持っているのです。
あなたはどっちの心を持っていたいですか。
6月は、ふれあい月間です。学校ではいじめ防止強化月間です。大蛇の心が出そうなとき、大蛇の心が強くなりそうなときは、ユニコーンの心を思い出してください。クラスなどでも、大蛇の心になりそうなとき、ユニコーンになるおまじないなどを話し合ってみてください。
今週もがんばりましょう。
公開日:2022年06月13日 08:00:00