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令和4年6月20日(月)Meet朝会―プール開き―

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 今週は6年生が体育館から挨拶をしてくれました。今週からいよいよプールが始まります。みなさんがんばりましょうという話をしてくれました。
 プール開きの話の前にまずは3年生の廊下の本棚を紹介しました。手作り本棚に入っているのは手作り本・マンガなのです。3年生が「本棚作ったらから校長先生もよかったらどうぞ」と知らせに来てくれました。驚きました。
 そして、今朝はプール開きを兼ねているので、あいさつの後、最初に、私の方からプール開きについての話をしました。 こんな話です。
 今日からプールの授業が始まります。プールは楽しいです。楽しみにしていたお友だちも多いでしょう。逆に、ちょっと苦手だなと思っている人もいるでしょう。楽しみな人も苦手な人も、わたしたち人間は水の中では息ができません。だからいろいろな水の事故が起こるのです。事故が起こらないように、先週の水曜日に、体育朝会でプールの学習についての注意することを話してくれました。
 水の事故は昔から起こっています。日本や中国では、それはカッパの仕業と言われていました。
 他の国ではどうでしょうか。イギリスの北側にある、スコットランドでは、ケルビーの仕業だと言われています。ケルビーは湖や沼の底に棲んでいる恐ろしい水の精です。馬の形をして魚のような尻尾、水草のたてがみ、性格は臆病ですが突然現れた人間などには驚いて襲うそうです。
 東欧のポーランド・スロバキアでは、ヴォイジャノーイと呼ばれる水の精がいるとされてきました。水の精なんて言うかわいいものではなさそうです。人が自分の縄張りである水の中に入ってくると襲って引きずり込んでしまうそうです。出会った瞬間気絶しそうです。
 ドイツでは、ニクスとニクシーと言われる水の精が棲んでいると言われています。ニクスは男で、ニクシーは女です。歌を歌い、その歌に聴き入っていると、川や泉に引きずり込まれるそうです。
 ロシアではルサルカという妖精がいます。ロシアは広く、ルサルカは非常に美しい女性の姿をしていているという地方と緑色の髪で青白い顔で緑色の目をギラつかせた怖い顔だという地方などいろいろがあります。夏になると、川や湖に現れ、そこに訪れている人をさらって水中に引きずり込むと言われています。
 川や海、湖や泉がある国や地方では、他にも探せばたくさんいるでしょう。これだけ、世界各国で、名前は違うけれども同じような水の事故を引き起こす、生き物や妖怪、妖精がいると言い伝えられていると言うことは、それだけ、水の事故はどこでも起こっている。静かに起こっている。または起こるかもしれない、少し油断すると溺れてしまうかもしれない、約束を守らないと流されてしまうかもしれない、怖い事故だということです。
 ルールや決まりをしっかり守って、二辰小のよい子はプールの授業を楽しく、そして、泳力を伸ばしていってください。
 プール開きでは、1年生3年生5年生の代表児童が発表してくれました。
 今週もがんばりましょう。

公開日:2022年06月20日 08:00:00